マレーシア旅行記4
マレーシア旅行記3マレーシア旅行記3 - ココロにツバサ属からの続きです。
1と2はこちらです。
マレーシア4日目🇲🇾
ホテルでは 例のコーランの音は聞こえてきませんでした。
建物の造り的なことでそうだったのか、地区によっての違いでそうだったのかは、わかりません。
この日は朝1番から、Nがホテルに迎えに来てくれました。
この日、夫は一人でゆっくりするからと、別々に行動しました。
私は気兼ねなく子どもとNとの行動。
気兼ねなくと言っても結婚式の翌日のこと。Nは新郎の母として、きっと大変だったはずでした。
その中で我々のガイドを申し出てくれたことは、本当にありがたいことだと感じています。
この日はNの運転で長距離のドライブ。
途中で青少年団体の持ち物だろうキャンプ場に立ち寄りました。庭師の方がお庭の管理をされていました。
青々とした芝生が眩しいほどにキラキラしていました。ここで日本の子ども達とマレーシアの子ども達が一緒にキャンプをすることが出来たらどんなに素敵でしょう。そんな妄想を浮かべながら。
料理も出来るしテントも張れるし、テントも貸すけど、寝るには暑いから、ロッジを使う方がいいよ、とN。
自由に使ってくれたらいいと言ってくれました。なんて嬉しい言葉でしょう。
私の妄想が少し現実味を帯びてくる言葉でした。
そこを出てから、車はハイウェイをぐんぐん進んで行きます。
マレーシアは、とても緑の豊かな国です。空港に着陸する時から、青々とした大地が目には見えていましたが、実際にその中を車で走ると、圧倒的なスケールに驚かされました。
延々と続くヤシの森。
日本では、まとまった緑は山地に多く、逆を言えば平地はほとんど住宅地として切り拓かれていたりするわけですが
マレーシアでは、平地に、一つの市町村くらいのボリュームの緑がまとまって存在します。
一つの発展した町からまた隣町へ行くのにはハイウェイで繋がっていて、そのハイウェイの辺りには豊富な緑が存在している。言い換えれば町と町を緑の橋が繋いでいる。そのような印象を受けました。
町と町との存在が、緑の緩衝材によって、余裕があるようにも感じられました。
日本で同じことは まず出来ないことなので、この貴重な ゆとりのある深い森を、大事にしていってもらいたいと願わずにはいられませんでした。
そうこうしている間に車はブキッマラワティに到着。
駐車場に車を停めて、往復のチケットを買ってバスで丘の上へ。
そこは太平洋戦争の戦場になった場所だそうで、海の見える美しい見晴らしにそぐわない大砲があちらこちらに見えました。
この丘には人懐こいシルバーリーフモンキーの群れがいて、訪れる人を楽しませてくれていました。
シルバーリーフモンキーの赤ちゃんは親と色が全然違い、とても鮮やかなオレンジ色をしていました。
その場で売られている三度豆やピーナツを、娘は最初は恐々、慣れてくると上手に、手渡しであげていました。
資料館では歴史的な背景を学ぶことができました。
マレーシアでのスルタンの存在がいかに大きいものであるか、人々の深い心の中に刻まれているのだな、ということを感じる場所でした。
丘の上の散策を一通り満喫してバス乗り場へ。麓まで戻り、ローカルレストランでの昼食。日本で言う食堂みたいなお店で、並んでいる料理から好きなものを選んで取ります。
どんな物が出てくるかわからないよりは、このシステムはわかりやすくていいなあと感じました。
私はナスのカレーのようなおかずと貝の料理をいただきました。
子どもはチキンを選んでいましたが、辛くて食べられませんでした。
帰り道では露店に寄り道して、シーココナツのジュースや、バナナやマンゴスチン、ライチに似たランブータンなどのフルーツをたくさん買い、我々にも持たせてくれました。
この日は長い時間をNと車の中で過ごしたので、ゆっくりゆっくりではありましたが、しっかり腰を据えてじっくりと話をすることが出来ました。それが何より嬉しい時間だったと感じています。
ホテルに戻る前にお祈りの時間があったので、途中でNの家にも立ち寄りました。
次回マレーシアに来る時にはうちに来てねとありがたいお言葉もいただきました。
別れを惜しみながらNに感謝をし、ホテルに戻った時には夕方でした。
自由を満喫していた夫と合流。子どもはプールで少し泳いでから、いよいよ楽しみにしていたペトロナスツインタワーへ。
昼間に近くまで散歩に出ていたという夫について歩いて行くことになりました。頭の上には黒い雲が来ていました。10分くらいのことだから、大丈夫かな〜 などと思いながら。
マレーシアに来てから1日に1度は必ず訪れていたスコールです。
マレーシアはとても暑い国ではありますが、それはお日様が差している時に限られました。
曇っていたり雨が降ると ぐっと気温が下がるので、暑さを感じさせられないのと、店内や車内はクーラーがガンガンに効いているため、羽織るものが重宝しました。
そのため 相対的にはマレーシアの暑さを感じることは多くはありせんでした。
この時は歩きだったので、初めてのスコールでの足止めでした。ツインタワーはもう目前でしたが、雷を伴う激しい雨を前に、我々にはそれ以上一歩も進むことはできませんでした。小一時間くらいは緊急避難したお店の軒下にいたでしょうか。動けるようになった頃にはすっかり日が落ちていました。
急いでチケット売り場へ行きましたが、残念ながらSOLD OUTということでした。
こうなることが最初からわかっていたら、前売券を買っいたのですが。残念というより他なりませんが、入れないものは入れない。
また次回の楽しみは残しておきなさい、ということだな と受け止めました。
旅行記5マレーシア旅行記5 - ココロにツバサ属へ続きます。