ココロにツバサ属

日々感じたことを とりとめもなく

環境教育授業

昨年に引き続き、今年も授業をさせていただくことが出来ました。

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住んでいる地域の森を住んでいる地域の小学3年生に学校の授業として案内するという所属NPOの事業です。

今年も案内人の1人として子ども達に自分の住んでいる町の自然の良いところを自画自賛的に伝えてきました。

子ども達の「へえ〜!すごい!そうなんや!」という声と眼差しが何より嬉しく。貴重な時間を過ごさせていただいています。

 

自分の母校でもあるわけですが。正直に言って自分が子どもの時にはあまり好きではなかった地元です。特に私の年代ではヤンキーの巣窟とでもいうような、当時は相当に悪かった学校で。子どもといえども心が荒んでいる、そう言わずにはいられないような環境だったと思います。誇らしいことなんて何一つ感じられず、むしろ嫌なことばかり目につく。恥ずかしながら自分にとってはそういう場所でしかありませんでした。それは本当に当時の自分の心が幼く稚拙だったこととも直結していることですが、それだけではないだろう環境の良くなさ(個人的、家庭の課題も含む)も確かにあったのだろうと思います。

 

大人になってから、本腰を入れて環境の勉強をするようになり、それから改めて学び始めた地元の環境のこと。それはまさしく「へえ〜!すごい!そうなんや!」との出会いの連続でした。

それらは当時から厳然として在りながら幼稚だった自分の心には届かなかった事もあったでしょう。また、比較的最近になって調査が進んだおかげでわかるようになったことも多くあり。当時の自分がこんなことをもし知っていたら、少しは自分の住んでいる地域を好きになれたんではないか という想いが頭をもたげます。

 

小さいうちから、自分の住んでいる所を好きになってもらえたら。自分の住んでいる所をほんの少しでも誇らしく思えたら。それは自分を支える礎となってくれることでしょう。そのような小さなことの積み重ねでしか自己肯定感というものは育まれないと思います。

自己肯定が出来る子は、困難に出会っても乗り越える力があります。今を生きる子ども達のその基礎の部分に少しでも寄することが出来れば、こんなに嬉しいことはありません。

 

話が随分と暑苦しくなりましたが(笑)今年の3年生はちょうど末娘のいる学年です。会う子会う子に「〇〇のお母さんや〜」と言われ、なかなか面白い状況でしたが、青少年の活動の方で同じフィールドにいることに慣れている娘もさすがに少しいつもとは違う感じがするようでした。

学校から帰ってきたら、「お母さんの担当してた班の子が、面白かったって言ってたで」と、とりあえず褒めてもらい、ご機嫌を損ねないでいられたようで良かったと思います。

 

今年は初めての昨年とは違い、多少なりとも要領を得ていたので、少し心に余裕を持って臨むことが出来ました。

まあ課題は沢山あるわけですが、少しずつ掘り起こしていきたいと思います。