ココロにツバサ属

日々感じたことを とりとめもなく

原点回帰

昨日の夜は小学校のPTAとして 12月に地域で行われるフェスタの会議に出席しました。

地域で色々とお手伝いさせていただいているので、色んなことがあちらこちらで繋がっていたりします。

 

地域の中学校が会場になっていて、中学校区を巻き込んでのフェスタなので、学校関係だけでも中学校+3小学校の4校が絡んでいて、私は中学校のPTAでもあるので、知った顔があちらこちらに見られます。

 

近年このフェスタではポイントラリーが開催されていて、今年は新しい試みで、所属する自然関係のNPOがコースを受け持つことになり、ポイントの案内係もさせていただくことになりました。初めてのことにワクワクしています。

 

 

でも今日はそれよりも数段濃い話。

読んで下さっている方で そういうのが苦手な人はここでの離脱をおすすめします(笑)

 

 

このフェスタは地域では割と歴史のあるもので。元はと言えば、35年くらい前に障害者支援のために始まったお餅つき大会が前身です。それが細く長く続いてきて、少しずつ沢山の人や団体が加わって、今の大きなフェスタになった経緯があります。

 

実はその35年くらい前に今の所に引っ越してきたわが家(実家)は、毎年その前身のお祭りに遊びに行かせていただいていたものでした。

 

障害者福祉にはその頃まだ全然理解の進んでいなかった前市から和泉市に越してきて、びっくりすることが沢山ありました。だって、障害者の人権が確立されていたのです。障害がある子がいることで、世間に迷惑をかけていると、必要以上に小さくなることを既に覚えていた私にとっては画期的過ぎることでした。

 

学校には養護学級があり、その学級には担任の先生がいました。障害者への理解と具体的な対応が格段に進んでいることに、子どもながらに感心させられたものでした。

 

その上、障害をもつ本人や我々家族のために、ボランティアで支えてくださる方々がいて、お餅つきなどに招いてくださいました。そこへ行くと、地域に少なからずの障害をもつ子と家族がいて、自分は1人じゃないんだ と感じさせてもいただいたものでした。そこでは障害をもつ妹が皆の目に触れることを気にしないで 楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

我々家族は妹が高校(養護学校)を卒業して、今お世話になっている作業所に行くような頃まで、長らくそこの皆様にお世話になっていたことを記憶しています。

 

ここでしていただいたことが、おそらく自分の原点になっていて、今の自分があるのではないかと思います。何か社会に返していきたい、そう思う気持ちが強いのは、きっとここで受けた恩恵に少なからず救われてきた想いがあるからだと思います。

 

これまで色んなことをしてきましたが、ようやく原点に立ち返ったような気持ちで、そこの団体の代表で会議に出席されていた方にご挨拶し、一方的に身上をお話しさせていただきました。突然に迷惑なやつだったに違いありません(笑)

 

にもかかわらず、何か出来ることがあれば、お手伝いさせてほしい という私に、では うちで働いて下さいと。何とも極上の勿体ないお言葉をいただきました。少し考えましたし、心は揺さぶられましたが、家の仕事を放り出すことも出来ないので、既に仕事があるため、お仕事はできませんが、何か…具体的には「きょうだい支援」という形で、サポート出来ることがあれば考えていきたいという話をして、名刺交換をしていただきました。

 

さて。

以前から妄想してきた障害をもつ子の「きょうだい支援」です。近年フューチャーされてきているきょうだい支援。時代はあの頃からずっと進んで、障害者に人権なんて、当たり前にある時代ですが。人の心の不自由さというのは、時代が変わっても、なくなることはないようで。苦しんだ自分だからこそ 出来る何かがあると思っています。

 

最後まで見て下さった方の中に

「それ是非一緒にするわ」「一緒に考えたい」という奇特な方が もしいましたら、こっそりとメッセージなどいただけましたら嬉しいです💕