ココロにツバサ属

日々感じたことを とりとめもなく

道徳の授業

昨日は午前中、三女の学年で町たんけんがありました。

ご近所のお友達ママさんと一緒に、子ども達が商店街にインタビューしに行くのを見守りました。

「お店はいつからやってますか?」

「お店にはどんな機械がありますか?」など

事前に班のメンバーで考えていた質問をする子がいたり、聞いたことをメモに取る子がいたり。

役割分担や時間配分などもバッチリで、小学校2年生ながらにしっかりしてるな、と感じました。

 

午後は二女の中学の参観がありました。

道徳の授業だったのですが、テーマがとても身近で、だからこそ難しいと感じました。

多目的トイレなどに使われる、車椅子や妊婦さん、女性、男性、子どもなど様々なマーク🚻🚺🚹🚼♿️🌈

その中でもあまり見慣れないマークが取り上げられました。

子ども達は口々に「おかまやん」「ニューハーフ?」「性同一性障害って言うんちゃうん」など、活発な意見が飛び交いました。

 

1人の人間の実例の話が取り上げられ、性同一性に気付き、戸惑い、隠し、苦しみ、吐き出し、認め、また気付いていく…というストーリーの展開に、子ども達はそれぞれに追体験をしているようでした。

 

親にカミングアウトする時に、どんな気持ちだっただろう?

何が乗り越えるキッカケになったのか?

何故このように、ありのままの自分でいることが難しくなったのだろう?

何がこうさせてしまったのだろう?

 

なかなか、大人でも、答えを考えこんでしまうような難問でした。

それでも、子ども達のしっかりとした答えが出てきます。

「差別する人がいたから」「弱いところがあるから」

正解のない問いに、それぞれが誠実に考え、答えている様が、輝いて見えました。

 

自分も中学の時に、こんな授業を受けていたら。

もう少しは苦しまないでいい人生を歩んだことでしょう。

少しは自己肯定することが出来たんじゃないかなあ。

今の子ども達の自己肯定感の高さは昭和世代からすると桁違いだなあと感じました。

来年からは、道徳の授業も成績に入る科目になるそうです。

未来は案外 明るいのかもしれません。

 

参観の後は進路説明会、その後には3年生の保護者の茶話会がありました。

修学旅行のビデオを見て、お茶菓子をいただき、ほっこりしました。