温暖化はしているのか
今日はまだ熱も少し残っていたので、大事をとって予定していた保全活動には参加しませんでした。
病院に行く道中、少しだけ回り道して保全活動の場所を通りました。
今日も美しいですね。
こんなにいいお天気なのに、じっとなんてしていられないよなあ(笑)
受診してから帰宅して、ずっと気になっていた調べものの、やる気スイッチがオンになっていました。
さて。
地球は温暖化しているのか。
インターネットなどで、色々検索してみたり、書物を読んでみたり、新聞を読んでみたりしても、地球は実は温暖化なんかしていなくて、それは環境保全活動団体が流しているデマだという説があったり、いやいや、地球は間違いなく温暖化している という説があったり、ハッキリ言って、何を信じていいのか、よくわからないでいました。
でも、自分で植物を育てたり、自然関係のNPOの活動に参加している中では、これまでなら越冬しなかった植物が越冬したり、これまで適温でなかったため、開花しなかった木が開花したりする現象を幾つか目の当たりにしてきて、温暖化の影響なんだろうな ということは、何となく肌で感じていました。
でも自信を持って、温暖化しているとまでは言えませんでした。
もやもやもや。
長らくこのもやもやがありました。
今日は、気象庁を信じて、気象庁の過去のデータから、自分なりの研究考察をしてみました。
気象庁のサイトはこちら
気象庁 Japan Meteorological Agency
まず、北海道と沖縄、それから私の住んでる大阪の3箇所のデータから、日本の気温の変化の傾向を調べることにしました。
最初は住んでる所により近い堺のデータを使おうと思いましたが、計測地点になったのが割と遅かったのか、比較的最近のデータしかなかったので、大阪市のデータを使用することにしました。
これに合わせて、都市部と僻地との誤差が出ないように沖縄からは那覇のデータを使用
北海道からは札幌のデータを使用することにしました。
(※画像は一部端折っています。赤ラインは気象庁によるマーキングです。)
いざデータをダウンロードすると、とにかく数字が羅列されていて、このままではよくわかりません。ただ、数字を見る限りでは年々少しずつ上がってきてはいるのかな?という印象を受けました。
ここまで来て印象ってどうよ(笑)
客観的事実とはかけ離れるので、あくまでも客観的事実の追求ということで、データを数値化することにしました。
最高気温のデータが沖縄では1910年が最古の記録になっていたので、各地で1910〜1929年の20年間の最高気温の平均値と最低気温の平均値と、ここ20年間の値とを比較検証してみました。
この100年の間での最高気温と最低気温の移り変わりは以下の通りです。
沖縄 33.7 → 34.0 =0.3 7.3 → 9.9 =2.6
大阪 35.0 → 36.9 =1.9 -3.5 → -1.4 =2.1
北海道 31.7 → 32.6 =0.9 -22.0 → -12.5 =9.5
いかがでしょうか。
このデータから感じることは、個人の特性により様々ではないかなと思います。
私は
①夏の暑さは全体的にはそれほど大きく変わっていないのだということを感じ、また、
②冬の寒さが、特に北海道では大きく変動していることを感じました。そして
③このデータから地球が温暖化していると言うと誇大表現にあたると思いますが、少なくとも日本は100年前と比べて温暖化していると言っても間違いではないのではないかと思いました。
これがわかったからと言って、だからどうということは何もありません。
これからは間違った情報を鵜呑みにしたり、不信に陥ったり闇雲に怖れたりすることなく、今後の考察に役立てていきたいと思います。