生態調査
今日は隣町の小学校の樹木や草本等の生態調査に行ってきました。
森とは違い、学校なので、樹種はものすごく限られてくるものの、初心者同然の私などにはお腹いっぱい頭いっぱいの種類の樹や草がありました。
トウカエデは俄かに紅葉し始めていました。
キョウチクトウが結実しているのはこの辺りでは珍しいとのことで、この他にも温暖化の影響と思われる現象を見ることがありました。
鈴なりというのは、まさしくこういうことを言うのだな、と感じさせてくれた銀杏でした。
その他にも沢山の樹木があり、一つ一つ、ああでもない・こうでもないと議論しながら、樹種の見当をつけていく様子を見ながら、現場でなければ出来ない仕事だなあとつくづく感じ入りました。
目で見て、手で触り、匂いをかいで。見分ける方法としても様々あって、五感を使っての作業が心地良く、生きてるゾ〜という気になりました(笑)
目で見ると一言で言っても、葉の形状、鋸歯のあるなしや、対生か互生か、左右対称か非対称か、葉脈の流れ方、樹肌や実のなり方、花の付き方、その時期など様々な要素があり、どれ一つとして同じものはなく、人間と同じなんだなあと感じました。
また、菩提樹や桂など 見分けが難しい樹種がたくさんあり、同じ種類の樹でも若いのと年代ものとでは顔が違っていたり。違いがわかるようになるには只管に修行あるのみだなあと感じました。
ここから、私に出来ることを見い出すのは難しいものの、自分にはアレしかないかなあと、ただ一つだけ思い浮かんでいることはあります。却下になるやもしれませんが、その方向でまずは提示していこうと思います。
マテバシイを拾って帰ってきたので、炒って子どもと食べるのが楽しみです♪